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令和 4年12月12日厚生委員会-12月12日-01号

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  1. 足立区議会 2022-12-12
    令和 4年12月12日厚生委員会-12月12日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年12月12日厚生委員会-12月12日-01号令和 4年12月12日厚生委員会       午前9時58分開会 ○白石正輝 委員長  おはようございます。開会時間少し前ですけれども、全員おそろいですので、ただいまから厚生委員会を開会いたします。 ○白石正輝 委員長  本日の記録署名員2名を私から御指名申し上げます。  石毛委員銀川委員、お願いいたします。 ○白石正輝 委員長  それでは早速、請願・陳情の審査に入ります。  元受理番号3 命を守る熱中症対策の強化を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続でございます。  執行機関、何か変わったことはございますか。 ◎福祉管理課長 特に変化はございません。 ○白石正輝 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。
     各会派の御意見をお願いいたします。 ◆杉本ゆう 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いいたします。 ◆きたがわ秀和 委員  住民税非課税世帯のみとなっているその所得要件の緩和をはじめとして、エアコン購入費補助金制度の改善を是非図っていただきながら、次年度以降も熱中症対策を強めていただきたいという、その立場で採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査とすべきものと決定することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  次に、元受理番号12 全てのがん検診無料化及び女性のがん検診毎年実施を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続でございます。  執行機関、何か変化はありましたか。 ◎データヘルス推進課長 特に変化はございません。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。 ◆きたがわ秀和 委員  すみません、1点だけお伺いします。  先日成立しました補正予算(第7号)の中の環境衛生費のところで、各種がん検診受診見込者数見直しに伴う検診委託料の増ということで、その中で受診見込者数の内訳のところで、要するに受診者数見込者数が増えたというところも多いのですけれども、その中で胃がんハイリスク検診大腸がん検診肝炎ウイルス検診、このあたりの方が見込者数が減少ということになっているのですけれども、このあたり、要因というか、減ってしまったそういう要因というのはどういったところでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 胃がんハイリスク検診につきましては、お一人1回ということで、今、代わりに胃がん内視鏡検診の方で十分な検査ができるということで、令和元年から胃がん内視鏡検診を実施しているのですけれども、そちらが定着したということがあるかなというふうに考えております。  また、肝炎につきましては、年齢制限なくできるのですけれども、40歳以上の方に受診勧奨等も行っておりますが、ちょっと対象の見込みが当初のときよりも見込み違いというか、という部分が大きくあったかなと思っております。  受診者数につきましては、金額は減額と出ておりますけれども、それほど大きく減っているわけではありません。 ◆きたがわ秀和 委員  今、胃がんハイリスク検診のところで内視鏡検診の方が増えてきて、そっちの方に移行しているというか、そういうような御答弁だったと思うのですけれども、そうすると、今後のところでは、重視していくのは内視鏡検診というところを重視していくという、そういう形になるのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 きたがわ委員のおっしゃるとおりです。 ◆きたがわ秀和 委員  以上です。 ○白石正輝 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いいたします。 ◆きたがわ秀和 委員  繰り返しになりますけれども、受診の動機付け、きっかけにつなげるために、段階的にでも自己負担を引き下げて、そして無料化を図っていただきたいというその立場で採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定させていただきました。  次に、元受理番号15 医療的ケア児重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続でございます。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎障がい福祉課長 特段の変化はございませんが、来週19日に医療的ケア児ネットワーク協議会を開催する予定でございます。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。 ◆渡辺ひであき 委員  2点お伺いしたいと思います。  この陳情の中に、医療的ケア児に特化したチームを設立する自治体が出てきているようですというふうにあるのですけれども、これは足立区で言うとネットワーク協議会みたいなものなのか、それとも庁内であるのか、それについてまずお伺いしたいと思います。 ◎障がい福祉課長 今、渡辺委員御発言のチームについてなのですが、こちらについては、各区様々な体系があると聞いております。我々のようにネットワーク協議会的にやっているところもあれば、まだまだ庁内連携ということでやっているところもあると聞いております。 ◆渡辺ひであき 委員  もう一つ、レスパイト施設についてお伺いをしておきたいと思います。  足立区にはなくて、ほかの自治体のところに行くとなると結構な距離が、それは位置的にいろいろあるでしょうけれども、というふうに記述があるのですけれども、それについて足立区ではレスパイト施設を造ろうとか、そういう考えがあるのかないのかお伺いしておきたいと思います。 ◎障がい福祉課長 今、渡辺委員御発言のレスパイト施設ということで特化したものではございませんが、今、我々の方は事業者の方に、こちらレスパイト事業ということでやらせていただいていますので、施設うんぬんを建てるということでは考えておりません。 ◆きたがわ秀和 委員  陳情項目の中に、日常生活用具のことについてちょっと触れられていますので、それとの関連で1点だけ質問したいのですけれども、先日、脳性麻痺身体障害者1級の手帳を持っている、そういう25歳の息子さんがいらっしゃる方から相談を受けまして、移動用リフトを申請をしたいのだけれども、何か足立区の基準額が30万円というふうになっていて、実際に掛かる費用としてはそれよりも10万円とかに20万円とか掛かるような、そういったことで、要するに自己負担の額としては結構大きいので、それで何とかならないのかなというようなことで御相談を受けたのですけれども、この30万円というその基準額というのは、どういう、多分いろいろなメーカーがそういう価格帯とかそういったところも見ながら決めているのだと思うのですけれども、どういったところで30万円という基準になったのかというのをお教えいただきたいのですけれども。 ◎障がい援護担当課長 日常生活用具基準額については、きたがわ委員おっしゃるとおりで、他区の状況であるとか、実際に、今回は移動用リフトということであれば、そのものの実際の市場の価格等の動向を鑑みまして設定させていただいております。価格について、自己負担が非常に多いという御相談等については今すぐどうこうできるものではありませんが、価格については常に見直しの方を図るような体制はありますので、今回の件についてすぐに何とかできるというわけではありませんが、そのあたりは障がい援護係の方に、もしそういうことがあれば御相談の方をしていただければと思います。 ◆きたがわ秀和 委員  分かりました。  そういう実際の市場での価格帯とか、そういったところを見ていらっしゃるということで御答弁いただいたのですけれども、お隣の葛飾区の方のところを調べてみましたら、ほかの区も調べてみたいのですけれども、移動用リフトについては床走行式固定式と2種類あって、床走行式の場合は葛飾区は43万円を基準額にしているのです。固定式の方は55万円ということで基準額にしていて、葛飾区の日常生活用具の給付の一覧とかを見ると、確かに物によっては足立区も同じぐらいの、ほぼ同額の基準額になっている部分というのも多いのですけれども、この移動用リフトに関しては、あまりにもやっぱり低過ぎるのではないかなと。だから、他区の状況もきちんと見ていただいて、ここはしっかりと実態を反映した、そういう基準額にしていただきたいなというふうに思っております。  この点について、改めて御答弁をお願いいたします。 ◎障がい援護担当課長 葛飾区の金額については、こちら、すみません、把握しておりませんでしたが、そういった状況がございますということであれば、こちらでほかの他区の状況等も調べまして、金額については検討していきたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  こういう基準額になっている以上は、現状では御相談をいただいても私も何ともし難いところもあって、その点は区議会でも区に対して要望を出していきたいというふうに思いますということで答えざるを得なかったのですけれども、是非他区の状況を早急に見ていただいて、本当にそういうことで困っている方というのはほかにもいらっしゃると思いますし、是非できるだけ早い段階で改定を図っていただきたいということで、これは要望でございます。よろしくお願いいたします。 ○白石正輝 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  本件について採決をいたします。  各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  今の日常生活用具のことも含めてですけれども、まだまだ、そういう医療的ケア児、そういう重度の心身障がい者の方々にとっては行き届かない、そういう制度になっているというところも踏まえまして、これは早急に改善を図っていただきたいという、そういう立場で採択を求めたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件について採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査と決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  次に、2受理番号2 ケアプランの有料化は行わないことを国に求める意見書の提出を求める陳情、3受理番号12 介護保険料負担を減らす「介護保険料負担軽減給付金」制度の創設と介護従事者待遇改善を求める陳情、受理番号9 介護保険制度の改善を求める意見書を国に提出することを求める陳情、以上3件を一括議題といたします。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎介護保険課長 2点ございます。1点目は、国が今行っております次期介護保険制度見直しでございますけれども、マスコミ報道によりますと、年内の給付と負担の在り方に関しましては、議論の取りまとめを見送る方針を固め、引き続き継続して審議するといった報道がなされている状況でございます。  もう一つが、12月上旬ですが、国は新型コロナの対策といたしまして特別養護老人ホーム介護老人保健施設、グループホームなどの施設系の介護施設等に対しまして、サージカルマスク、ガウン、使い捨ての手袋などを1月から3月にかけて配付するといったことで御案内がありましたので、御報告いたします。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、本件について採決をしたいと思います。なお、前回は3件一括して採決をいたしましたが、今回は陳情ごとに採決をいたしますので、各会派の皆さん方はそのつもりで御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  2受理番号2と3受理番号12については継続でお願いします。  受理番号9については、区民の皆さんの負担がずっとだんだんと大変なことになってきているという状況を鑑みて、議会の方でも需要に対して制度を維持するためにはということでずっと値上げに賛成をしてきましたけれども、これは制度全体を今後維持するためには議会としてもその態度を示すべきだというふうに考えまして、採択をお願いいたします。 ◆石毛かずあき 委員  私ども、2受理番号2、また、3受理番号12に関しては、やはり変化等々ございますし、国の方向性もままならないところもございますから、やはり動向を見ていかなければならないので継続ということです。  受理番号9に関しては、全てのことを含めて抜本的に求めなければならないという時期に来ていると思います。そういった意味では我が党としても採択でお願いいたします。 ◆きたがわ秀和 委員  2受理番号2、3受理番号12、受理番号9、いずれについても早く介護保険制度、すみません、先ほど介護保険課長からは、給付と負担の見直しのところについては社会保障審議会の方で継続になったということで御報告がありましたけれども、国としては負担増を求める方向というのは、その姿勢というのは変わってないと思うのです。  私たちは、そういう負担増によって介護保険サービスから排除されてしまうという方々、そういう低所得の方とか軽度の要介護者の方、そういった方々が排除されてしまうということで、それだけでなくて介護事業所の経営とか介護従事者の処遇の問題、こういったところにもマイナスの影響が及ぶということもあります。そういった事態を招くことがないように、自治体、議会として国に対し声を上げていくこと、そして自治体独自でも利用者負担軽減を図るとともに、区内で働く介護職員の確保につながる、そういう積極的な施策を図るべきというそういう立場で、いずれの陳情に対しても採択を求めたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  2受理番号2と3受理番号12が継続で、受理番号9は採択でお願いいたします。 ○白石正輝 委員長  それでは、陳情ごとに採決をしていきたいと思います。  2受理番号2について、引き続き継続審査とすべきことに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定をいたしました。  3受理番号12、引き続き継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  受理番号9については、全党賛成ですので、採択に御異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  異議なしと認め、さよう決定させていただきます。  なお、意見書の文案につきましては、正副委員長に御一任していただきたいと思いますが、御異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  異議なしと認め、さよう決定いたします。  次に、2受理番号4 3歳児健診でカメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査や視能訓練士・眼科医が視力を測る体制と各保健センターにおける相談窓口を早急に構築するよう求める請願を単独議題といたします。前回は継続です。  執行機関、何か変化はありましたか。 ◎保健予防課長 10月5日からカメラ型検査機器による目の検査を開始いたしました。10月から11月までの実施状況ですけれども、3歳児の方、約800人に対して検査を行っておりますけれども、特にトラブルもなく無事に終了しているところでございます。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いします。
    ◆きたがわ秀和 委員  採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  次に、2受理番号15 保健所機能強化に向け、国に予算強化等を求める意見書の提出を求める陳情、3受理番号13 厚生労働省保健所の感染症に対する機能強化意見書を提出することを求める陳情、以上2件を一括議題といたします。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎衛生管理課長 特に変化はございません。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  感染急拡大、今、第8波ということで、そういう非常時に対応するための保健所衛生部局体制整備と同時に、やはり感染拡大下でも法定業務以外の通常業務、可能な限り止めないように平時からの体制強化機能強化を更に図っていただきたいという、そういう立場で採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査の申出をすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  次に、3受理番号3 安心・安全の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書を国に提出することを求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査です。  執行機関、何か変化はありましたか。 ◎衛生管理課長 特に変化はございません。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  繰り返し述べているところですが、コロナによって本当に逼迫して医療・介護崩壊の一歩寸前という、そういう現場で働いている医療・介護従事者に寄り添い支える立場、そして国に対して、安心・安全の医療・介護の実現と国民の命、健康を守るために、せめて最低限これだけは必要だという、そういう声です。  先ほど介護保険の改善については意見書を出すという、そういう決断を議会としてしたわけですけれども、医療のところについても同様にやはり決断して声を上げていくべきということで、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査の申出をすべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定をいたしました。  次に、受理番号7 建設アスベスト被害全面解決へ、アスベスト建材製造企業基金拠出等、「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」の改正を求める国への意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査です。  執行機関、何か変化はございますか。 ◎衛生管理課長 特に変化はございません。 ○白石正輝 委員長  何か質疑ございますか。 ◆きたがわ秀和 委員  これは執行機関というか、区議会事務局に質問なのですけれども、他区あるいは都下の他市のこの意見書の採択の状況というのは、前回から特に変化はございませんでしょうか。 ◎区議会事務局次長 前回から変化はございません。23区内ですと、意見書を出したのは3区で、継続審査が足立区を入れて4区、多摩地域ですと、採択したのが6市、そのうち5市で意見書を出しています。不採択は7市です。前回と状況、変化はございません。 ○白石正輝 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の御意見をお願いいたします。 ◆渡辺ひであき 委員  継続でお願いします。 ◆石毛かずあき 委員  継続でお願いします。 ◆きたがわ秀和 委員  アスベスト被害に遭って亡くなられている方、今なおいらっしゃるという、そういう状況です。被害に遭われた方々の救済、待ったなしの課題ということで、一刻も早く救済を目指していく立場で、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○白石正輝 委員長  それでは、本件につきまして採決をいたします。  本件は、引き続き継続審査の申出をすべきものと決定することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○白石正輝 委員長  挙手多数でございます。さよう決定いたしました。  以下、審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○白石正輝 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  糖尿病対策に関する調査についてを単独議題といたします。  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  質疑なしと認めます。 ○白石正輝 委員長  次に、報告事項に入ります。  報告事項は7件ございますが、執行機関、まず、(1)から(3)までを高齢者施策推進室長、(4)を足立福祉事務所長、(5)(6)を衛生部長、(7)を足立保健所長から報告願います。 ◎高齢者施策推進室長 福祉部報告資料の2ページを御覧いただきたいと存じます。  高齢者及び重度身体障がい者に係る階段昇降機設置助成事業に関する申請手続き見直しについての報告でございます。  高齢者対象の事業は、65歳以上で、要介護4または5の認定を受け、日常的に車椅子か歩行器を利用している方の居室が2階以上にある場合に助成するものであり、また、重度身体障がい者対象の事業は、学齢児以上で上肢・下肢または体幹に係る障がいの程度が1級の方などに助成しているものでございます。  この2つの事業におきまして、現時点では申請手続きが異なっており、区民や工事施工業者にとって分かりにくく誤解を招くおそれがあるため、手続き見直しして統一するというものでございます。  現行の手続きにつきましては、項番2の表に記載をしてありますが、高齢者の方は建築基準法の規定を厳格に運用し、特に木造2階以下の建築物等についても昇降機確認申請に準じた報告書の提出を求めております。この報告書は、法の規定では提出を求めることができるというものであり、義務化されているものではございません。  これに対して、重度身体障がい者の方は建築基準法の規定を運用しておらず、建築物の種別に応じた手続きを求めておりません。この違いのある申請手続き見直して統一し、3ページの項番3の表のとおりといたします。  変更内容は、項番4に記載のとおりです。ポイントは、木造2階以下の建築物等については、昇降機確認申請に代わる報告書の提出を不要とし、報告書の代替として施工業者が責任において安全を確認の上、設置したとする確認書と、設置現場を確認できる写真の提出を求めることといたします。見直しにより、高齢者については、手続きを簡素化し負担を軽減するものとなり、また、重度身体障がい者につきましては、事業の適正化を図るために必要最小限の手続きを求めるものとなります。見直しは、令和5年1月申請分からといたします。  続きまして、4ページを御覧いただきたいと存じます。  65歳からのたんぱく増し生活「ぱく増し」事業の実施についての報告でございます。  高齢期のフレイルの中で、たんぱく質等の栄養不足により体重や筋肉量が低下することがあり、放置すると要介護に進行しやすいとされております。そこで、たんぱく質を含む食事をしっかり取って、体重と筋肉を維持する必要性を周知啓発する事業を令和5年1月から開始いたします。  事業内容は、5ページの(3)に記載してありますように、ポスター、リーフレットを活用した普及啓発や、2月を「ぱく増し」周知強化月間といたしました取組の実施でございます。本事業の展開により、4年間で65歳以上の方が、たんぱく質を含む食事を毎食食べている割合を現在の19%から30%へ上昇することや、体重減少者の割合を現在の13.5%から12%へ低下させることを目指してまいります。  続きまして、6ページを御覧いただきたいと存じます。  介護保険業務委託評価委員会の評価結果についての報告でございます。  介護保険業務は、パーソルテンプスタッフ株式会社に委託しておりますが、令和3年度における委託業務の評価を実施いたしました。  評価結果は、50点満点で42.2点で、適正に履行されているものと認められました。昨年度との比較では、平均点の合計は全く同じ点数ではございますが、下回った項目といたしまして、項番2の(2)の表の項目番号5の利用者満足度アンケートで、窓口担当の説明の分かりやすさ、また、項番番号7の身だしなみとなっております。  評価委員会からの主な意見といたしまして、7ページ、項番6の(2)に記載がありますように、より分かりやすい説明に努めるよう改善を望む答申がなされております。本項目につきましては、現在、受託事業者に対しまして評価結果の分析と改善策の報告を求めております。 ◎足立福祉事務所長 続きまして、8ページを御覧いただきたいと思います。  私からは、令和4年度包括的就労支援事業の実施状況について報告させていただきます。  本事業は、生活保護受給者やくらしとしごとの相談センターへ就労相談などで来られた方に対しまして、就労に向けた準備支援を専門性のある事業者に委託して行う事業でございます。昨年度までは、福祉事務所とくらしとしごとの相談センターとで別々に行っておりましたが、今年度からは、それらの事業を一つの事業として実施しておりますので、今回はその途中の状況について報告するものでございます。  包括的に行うこととした4つの目的は、項番2に記載の属性ごとの支援から個の状況に応じた支援への転換、切れ目のない支援、スケールメリット、定着支援の強化でございます。  項番3には、その目的に対する状況や事例が記載されております。年度途中で目標に達したもの、まだ確認ができないものございますが、引き続きこうした目的に沿って経過を見ていきたいというふうに考えております。  また、11ページをお開きいただきたいと思います。  こちらでは、事業を実施する中で見えてきた課題について記載しております。  この就労支援につなげる人をどういうふうに増やしていくのか、それから継続的に、就労したはいいけれども、すぐに辞めるではなく、継続的に就労していただくためにはどうしたらいいのか、こうした課題についても対策を講じながら引き続き自立に向けた就労支援を実施してまいりたいと思います。 ◎衛生部長 衛生部報告資料の2ページの方を御覧ください。  東京女子医科大学附属足立医療センターの駐車場料金の見直しについてでございます。  こちらは議会ですとか区民から多数要望をいただいていたものですが、駐車場料金について見直しが行われますので報告いたします。  駐車場料金ですけれども、今まで無料時間は15分間でしたが、今後は入庫後30分間と延長されました。最初の1時間400円は変わりませんが、その後以降30分ごととされ、30分200円となります。4時間の上限も設定されまして1,600円となります。  改定日は、令和4年12月16日金曜日となります。  今後も、区民の声を確認しながら、東京女子医科大学附属足立医療センターへ届けてまいります。
     続きまして、3ページを御覧ください。  乳幼児おたふくかぜ予防接種費用の助成検討についてでございます。  区は、これまで感染症の蔓延防止や重症化予防のための定期予防接種を進めてまいりましたが、今後は子育て支援策として任意予防接種として実施されているおたふくかぜ予防接種についても費用の助成の検討を始めます。  他区の状況では、現在17区で実施されております。また、この予防接種は、区内では1回当たり5,000円から8,000円程度で実施されており、回数については、予防接種リサーチセンターは1歳以上1回、日本小児科学会では1歳と就学前の1年間の2回接種を推奨されているものです。こちらについては、令和5年4月からの実施に向けて検討を進めてまいります。 ◎足立保健所長 衛生部報告資料4ページを御覧ください。  足立区における新型コロナウイルス感染症発生状況についてです。  令和4年12月11日現在、1日当たり1万2,000人程度と上昇傾向が続いているところでございます。  5ページの横の表を御覧ください。  現在、報告があるのは、下の1から4の65歳以上の方等の発生届だけとなっておりますので、その数字を示しております。  最新の数字ですが、11月28日から12月4日ですけれども、65歳以上の方が706名、それ以外の方が130名、合計836名と増加を認めております。  また、4ページにお戻りください。  クラスターですが、12月11日現在、クラスター総施設数は780施設です。また、電話相談の実績ですが、11月が3,355件、12月が12月11日現在、1,394件となっております。  次に、資料にはないのですが、東京都臨時オンライン発熱診療センターの開設について御説明いたします。  こちらは、12月9日金曜日に第115回コロナ本部会議が書面開催されたものでございまして、12月9日に議会の皆様方にも書面で情報提供をしたものでございます。本日、12月12日月曜日の午前9時から足立区のホームページ上でも開設について説明をしております。また、12月25日の広報でも周知をしていくところのものでございます。  この東京都臨時オンライン発熱診療センターですが、対象者としては都内在住の方で13歳から64歳の特に基礎疾患のない、妊娠もしていないという比較的低リスクの方を対象としておりまして、検査キットで検査をした方を対象としています。陽性、陰性については、特にどちらの方でも対象となります。  発熱などの症状のある方で、本日の午前9時から受付を開始しておりまして、診療時間は午前9時から24時になります。東京都のホームページから診療を受けることができるものでして、年末年始の医療体制逼迫に向けて外来のかかりにくいときに低リスクの方に向けて行われるセンターとなっております。 ○白石正輝 委員長  御苦労さまでした。  報告事項に何か御質問ございますか。 ◆杉本ゆう 委員  まず、福祉部の、以前の何回か前の厚生委員会でも、その他のところで階段昇降機の話は問題提起をさせていただきました。  今回、高齢者と重度身体障がい者の方の基準を合わせると、今回も見直しの目的が手続き見直して統一し利用しやすい制度にするということなのですけれども、個人的なところでは本当に利用しやすくなっているのかが、かなり疑わしい傾向だと個人的には思っているのですが、まず先にお伺いします。  何回か前の委員会のときに、高齢者のこの制度について今年度の4月から始まっていると思いますが、そのとき、数か月前に聞いたときは、まだ利用者が0名ですという話でした。現状、高齢者の方も申請して通った人の件数、それと重度身体障がい者の方に関しては今年からじゃないと思うのですけれども、この分かっている範囲でいいのですが、どれぐらいの申請があって、どれぐらい通ったのかをまず教えてください。 ◎高齢者施策推進室長 高齢者に係る階段昇降機設置事業でございますが、申請して助成したという件数はまだございません。 ◎障がい援護担当課長 重度身体障がい者については、過去5年間で6件の申請がございまして、全て支給の方をさせていただいております。 ◆杉本ゆう 委員  前の委員会でもお話したので、どういう問題点があるのかという話は前もしたのですが、改めてもう1回させていただきます。  今、お話聞いていただいて、皆さん、ほかの委員の方々もお分かりになったと思うのですけれども、高齢者の方は同じような制度なのに申請する人はいたけれども通った人が0名、重度身体障がい者の人たちの方は6件出て全員通っている。この差は結局何かというと、求めている条件の違いなわけです。その中で、高齢者の話で前にお話したのですけれども、高齢者のもともとの基準、今回も同じような基準ですけれども、これだと幾ら申請しても通る人はいませんよという話を以前もしたと思います。  というのは、なぜかというと、結局この階段昇降機の現状の話を以前もしたのですが、結局、今、日本のいわゆる民間の家庭で建築基準法のルールに従って設置できる家というのはほとんどない。階段の幅であるとか、階段を上った後の踊り場の広さであるとか、その問題を以前から指摘していて、もちろん区として法律に反することはしませんよという話だったので、それを本当に高齢者だったり重度身体障がい者の人たちのことを考えて、より利用しやすい制度にするのであれば、そこをどうにかしなきゃいけないと言っていたのが、今回のこの制度の改変というのは、逆にむしろ今まで使いやすかった重度身体障がい者の人まで使いづらくしている制度なのです。  もう一つ問題なのは、最近、足立区の方でもいろいろ区役所の方と議会の方でいろいろもめたこともありますけれども、高齢者の方の話を以前したときに、区として法律に反する制度、法律の基準から外れているところに助成を出すことができません。これ、つい最近の議論です。厚生委員会じゃないけれども、それこそ制度設計のときに区は法律のチェックをするのかどうかという、結構、最近皆さん聞いたことがあるような新しい議論だと思うのですけれども、この重度身体障がい者の方は今の区の立場からすれば、法律違反の制度にずっと助成をしてきたということになってしまいますよね。どうですか、その点については、まずどうでしょう。 ◎障がい援護担当課長 今、杉本委員御指摘の過去の支給のときの法律の状態ですが、確かに今ここで今回の件がありまして、改正に向けて過去の事例を調べたところ、実際には支給をしていましたが、そちらについては法的なチェックをしていないということは確かにしておりませんでした。  こちらの法律についてなのですが、この階段昇降機の給付制度については、過去、国や都が実施していたことがございまして、大変言い訳で申し訳ないのですが、それが法制度の改正があり区の事業となったときに、そのときに本来こういったところのチェックもすべきでありましたが、そこでチェックをせず、都や国の基準をそのまま横引きしてしまったというような経緯がございまして、この建築基準法に関する規定が盛り込まれないような状態で運用しておりました。  ですので、今回の見直しにより、まず法に合致した適正な建築物について支給をするというような形で、高齢と併せて支給の方を行っていきたいというふうに考えてございます。 ◆杉本ゆう 委員  区の方の独自の判断ということというふうに理解したのですけれども、これに関しては別に国土交通省の方から指導が入ったとか、これは駄目だからこういうふうに直しなさいと言われているわけではないのですね。 ◎高齢者施策推進室長 階段昇降機設置事業に関しましては、国と協議等をさせていただきました。その中で最低限守るべき規定、これについてはきちっと遵守して助成制度をやっていただきたいという、協議の中でのお話はございました。 ◆杉本ゆう 委員  この昇降機の話、高齢者もそうですし、重度身体障がい者もそうですけれども、東京23区よその区でも、この確認済証であるとか、あるいはこの報告書建築基準法12条5項による報告書というのが何かあるみたいなのですけれども、建築業者が出すやつです。こういうのを出さなくても、結局、重度身体障がい者、今までのルールでやっている自治体が今でもいっぱいあるわけです。そこの自治体の方は、それでこういう申請が出た人に対してちゃんと通っているわけです。  今おっしゃった法を守らなきゃいけないというのは、もちろん行政側の立場としては当然なのだけれども、ただ実際問題、今、見直しの目的、さっきも言いましたけれども、利用しやすい制度にするというのが目的なのに、この制度の変更というのは、みんなが利用できなくなるのです。これから例えば重度身体障害者の人、本当どうするのですか。これ、高齢者だろうが重度身体障害者だろうが住んでいる家の形、大体同じです。日本人の足立区民のほとんど家の規模観など。これから出そうという人が今のルールにしてしまったら出せない制度になるということです。出せても通らない。高齢者の方、この1年、この3月で丸1年たちますけれども0名ですよ。  そうなったときに、どうしてそこをより実際に必要としている人が使える制度にしようとしないのかというところが唯一疑問なのですけれども、それをまず取り組んでほしいということと、もう一つなのですけれども、もう一つ申請の難しさが何か、何でみんなが二の足を踏んでしまうかというと、この昇降機の確認済証の写しを提出しろという話なのですけれども、これを専門の業者に頼んで確認済証を出してもらう、これを取るにはやっぱり10万円ぐらい掛かるのです。  もっと言ってしまえば、階段昇降機を自費で全部付けると100万円ぐらい掛かるわけです。安いやつで七、八十万円。  今の話だと、建築基準法に合わない家の方が圧倒的多数の中で、でも階段昇降機付いている家いっぱいあります。それは何でといったら、結局、事業者の方もルールに合わないのは分かっているのだけれども、結局それぞれの家の人の了解を取って、事業者の方で階段何㎝以上あれば付けられますよ、ルールに当てはまってないけれども付けられるから、皆さんが御了解いただければ付けてあげますよというのが現状ですと、この話も何か月前にしました。  現状そういう状況になっているところで、このルールの変更もそうだし、確認済証10万円取って、それで申請したけれども、その後審査して通らないかもしれませんよ。これ一般の人、10万円払って建築の事業者にチェックしてもらって、いざ区役所に申請したときに、あなたの家は合致してないから駄目ですといったら、10万円払うだけ払って何もならないという話です。  であれば、本当は今の制度をもっとより使いやすくしなきゃいけないのですけれども、今の制度自体も、先に区の方に申請を出して、区の方で現場を先に確認してもらって、これであれば問題ないからお金払って、申し訳ないけれども10万円を払って確認済証を取って、その上でもう1回申請してくれ、出して手続き進めてくださいねと、本当は100万円掛かるけれども、逆にこの確認済証なり何なりの手数料十何万円で済みますよという制度ならまだ分かる。なのだけれども、今の話だと、結局そもそもこのルールに合致しないから付けられません。何とかルールに合致しそうだという家があっても、いざ、じゃあ10万円払って確認済証を取ってきました、それで出したけれどもやっぱり審査したら駄目でしたという可能性、これでは誰も申請しないと思うのですけれども、この数か月改善したどころか全く一歩も進んでないと思うのですけれども、そこら辺、副区長どうでしょうか。 ◎副区長 杉本委員のおっしゃった、この制度、使いやすさと、それから適法性というか安全性をどう担保するかと、そのバランスをどう取るかということなのだと思うのですけれども、今回、私どもは特に障がい者の方については従来そういう安全性の担保の手続きを取ってなかったということで、高齢者に合わせて、そちらの方をより安全性の担保を取る適法な手続きに変えさせていただくという判断をさせていただきました。  それから、もう一つ、杉本委員がおっしゃった手続きの面で、検査済証の提出10万円掛けてやって、それで区の方の補助金申請をして駄目だということになると10万円が無駄になるだろうということについては、手続き的なところを、今、杉本委員のおっしゃった形で、先に区の方が現場を見て可能性があるのかどうなのか、その可能性があるようだったら検査済証をそこで出していただくという手続きが取れるかどうか、少し所管と検討させていただきたいと思います。 ◎建築室長 御質問にございました、お金が無駄になってしまうではないかということがございますので、区といたしましては、まず相談にしっかりと対応していくと。  エレベーターを付けるときには既存の建物の適法性がどういったようなことが求められるのか、なおかつエレベーターを付けたときに全体として建物全体が適法なのかどうか、まずその辺をしっかりと説明をさせていただいて、相談の段階で適合しないのだということが分かる場合につきましては、残念ですけれども、このところについては法律に合いませんので設置することはできないということをしっかりとお伝えをしながら、区民の方に無駄な手続きといいますか、そういうことにならないように対応させていただきたいと思っております。 ◆杉本ゆう 委員  今、建築室長おっしゃったのは、確かに法律論にのっとればおっしゃるとおりなのですけれども、先ほどお話したように、現状の話、この数か月しつこくて大変申し訳ないのですけれども、よその自治体では確認済証とか一切取っていないところがある。一方で、さっきお話したように、これあくまで区の助成金の話なので、いいですよ、自分で100万円払えますよという人に関しては皆さん付けているわけです。  法律の話もそうだけれども、今、区の方は安全性を担保しなきゃいけないという、そういうことを前面に出すのであれば、はっきり言ってしまえば、今、東京都内にある階段昇降機は、ほとんど安全性が担保されていない階段昇降機ばっかりになってしまう、一般の家庭であるという、こういう現状なのですけれども、そこに、はっきり言いますけれども、何度も言います、ごめんなさい、同じことでしつこくて申し訳ないですが、現状の実態と法律がまず合っていないというのが第一の問題点、区の行政の役割として高齢者なり障がい者なり困っている人たちに対してサポートをしましょうというのが本来のこの助成金の目的であるのに、それを分かっていながら使いづらい制度にしているというが今回の最大の問題点なのです。  今、言ったように法律の壁があるのはよく分かりました。逆に、そうだとしたときに、区はなぜその法律の壁に、国とは協議しました、国とは協議しましたけれども、当たり前ですけれども、国の方からルール違反でもやってくださいなど言ってくるわけがないのだから、だとしたら、どういうふうにしてその現状の問題をよりよい形にするのかといえば、申し訳ないですけれども、言い方はちょっときついかもしれないですけれども、よりよい方向にしようとした、努力したという言い方していいのか分からない、その痕跡が一切見られないのですけれども、そこについて今後どうされる御予定ですか。  ごめんなさい、このままの現状も、法でルールがこうなので、このままというゼロ回答はちょっと、ゼロ回答なのかもしれないです、ゼロ回答だと困るのですけれども、何かしらのアクションを起こしていただきたいのですけれども。 ◎建築室長 申し訳ございません。区の立場としましては、やはり法律にまず適合しているのかということが大変重要だと認識しておりますので、そこのところについては、やっていかなければいけない、どうしても需要があるというようなところは十分認識してございますけれども、法律に合わないものをやっていいというような立場には立てないというふうに考えてございます。  利用しやすいということにつきましては、これまで高齢者の方の木造二階建ての建物の部分につきまして、建築基準法12条の報告を求めていただきたいということでやっていこうと考えていたのですけれども、そこのところについては、それをやるにもやはり費用が掛かってまいりますので、区民の方がお願いをする業者、あるいは設計者の方に現場の方が適正に行われているのかということで、設置する方の責任において進めていこうということで、仕組みを再度組み立てさせていただいたところでございます。 ◎高齢者施策推進室長 少し誤解があるようでございますので、まず他区の状況でございますけれども、本事業を実施している区が11区ございます。その中で、建築基準法の規定をきちっと準用して実績がある区が4区ございます。  もう一つ、どのような工夫をしていくのかということでございますが、今回、高齢者部門につきましては報告を義務付けないで、後にそれに代わる簡単な確認書の提出ということで緩和をさせていただいた、それとともに昇降機建築基準法の施行例でございますけれども、これにつきましては緩和基準がございまして、例えば木造二階建て住宅の場合ですと、75㎝の階段幅のところに昇降機を設置すれば、当然75㎝取れなくなるだろうということになりますけれども、ただ、階段昇降機が折り畳んで50㎝以下の場合、それからレール幅が10㎝以下ということであれば、これは問題ないという規定がございますので、これをうまく活用して何とか実績を上げていきたいというふうに考えてございます。 ◆杉本ゆう 委員  これ続けていても、いつまでたっても終わらないので最後にしますけれども、今のお話のまず建築室長のお話で、ルールはそのとおりだと思う、みんなも分かっているのです。分かっていて、それについて今どうこう言っているわけではないので、申し訳ないのだけれども、建築室長の答弁というのは、別に、今、説明されなくてもこちらも皆さんも、多分聞いていて今回よく分かる。  さっきお話したように、福祉部の方で、今回、建築室というより福祉部の施策なわけですから、福祉部の方で、現状そういうのであれば、その法律のルールの制限がある中でやらなきゃいけないのであれば、階段昇降機は付けられない人たちの方が多い。だったら代わりに、階段昇降機じゃなくて違う形で新しいサービスをするのか。あるいはこの階段昇降機という形で建築室も巻き込んで新たなアイデアを出していくのかというのが必要だと思うのです。  これ変な話なのですけれども、階段昇降機を付けられない家の方が結構たくさんあって、この前、うちに来ているケアマネジャーとちょっとお話をしたのですけれども、例えば都営住宅とかで古いところだとまだエレベーター付いていないところがあります。そこで2階以上に住んでいる人たちで、もし、いわゆる介護保険のお世話になる人たち階段どうしているのですかという話をしたら、もう2階以上の人たちはほとんどもうデイサービスとか使えていませんというふうに言われました。この階段昇降機を付けられないのだったらどうするといったら、介護保険で借りられるキャタピラーみたいな、もしかしたら皆さん見たことあるかもしれないですけれども、食堂とかそういうところの食材を階段で運ぶ電動のキャタピラーみたいのがあります。あれの人間版もあるのです。あれは介護保険で借りられるのです。  ただ、講習を受けなきゃいけない上に、70歳以上の人は使えないとなると、なかなかそういうのも使えない。だから、ほかのものも何かいろいろあるのだけれども、それも知らせてくれないし、逆に言うと、そこを代わりにそういうのを使いやすくします、あるいは介護事業者の人がそういうのをみんな使えるように訓練して、お迎えだろうが、家族が階段の上り下りされなくてもできますというような代替案を示さないと、この問題、一歩も進まないのです。  もうこれ以上、今日はしゃべるのをやめますけれども、結局、このまま放っておいたら何も変わらないどころか悪くなっていくのが目に見えていますので、ここは執行機関、その点に関して副区長、もう一度申し訳ないですけれどもお願いします。 ◎副区長 実は、私も国土交通省の方に行って、担当官とお話をさせていただきました。そのときに、私どもが言ったのは、正に、今、杉本委員がおっしゃった、現場で区民が生活していく中で現行の法律の壁があるので何とか、例えば手すりの幅は緩和されているわけですので、それと同等の考え方で昇降機の幅を、災害時の避難の場合に危ないからというふうな制度設計なのですけれども、何とか緩和措置が取れないかというふうなお話をさせていただきましたけれども、担当官の方は、それは今の法律の中では難しいということですので、もし今後このような昇降機の形で進めていくとなれば、今、杉本委員がおっしゃった法律の壁をどうクリアしていくかという対応を取っていかないと、なかなか法律がある中で厳しいというところですので、法改正の要望をいろいろ国にもしておりますけれども、足立区だけではなくて、特別区として国の方に、その点について法改正をしていくのかどうかということについて少し内部で検討させていただいて、必要だったら特別区の区長会要望というのがありますので、そちらの方で国に要望していくなり、いずれにしても現行の法改正をしていただかないと法律の壁で運用ができないという実態がございますので、少し検討させていただきたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  関連で、杉本委員から、今、こういう質疑がなかったら私も認識が違っていて、単純にこの間説明を受けた際には、使いやすくなるのだったらいいねというお話だけをしました。  今、ただ、わざわざ足立区という自治体の福祉部全体が使い勝手の悪いような形に持っていこうとはまさか思っていないので、そこでちょっと考え方を変えて質疑をさせていただきたいと思いますけれども、業者には今までの使い勝手の悪さ、これをこういうふうにするという場合に、どういうよさが出るかとかという話をしたことがあるのですか、施工業者に。 ◎高齢者施策推進室長 現段階ではございません。 ◆渡辺ひであき 委員  だから法律の壁というふうなことでの、今、杉本委員からの質疑がありましたけれども、さっき杉本委員から現状の指摘があって、それは利用者の方々、これは利用の申請を出しても適合していないから助成は受けられないだろうということで、その利用者の方々の承諾の下に設置をしているということでありました。  その業者の方々に、どうしたら手続きもいいし、利用者のためになるかということを聞かなければ、必要な利用しやすい制度にならないと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎高齢者施策推進室長 建築室と共に協議して検討してまいりたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非やっていただきたいというふうに思います。  それから、僕は1点ここで、今、気になったのが、変更点の中で、報告の代替として施工業者の責任において安全を確認により設置と書いてあるのです。これは当然施工業者、安全確保できなきゃいかんと思いますけれども、例えばその後、設置した後、例えば災害が起きました。災害が起きて、不具合が生じました。そのことによって途中でそれが壊れて利用者の方がけがをしたなどということがあった場合、これは施工業者の責任になってしまうのか、それとも、そういうことがあった後、そこに設置してあるところには安全確認については業者がやるべきみたいなことは、その中に担保されているのか、それについてお聞きしたいと思います。 ◎高齢者施策推進室長 施工後に区といたしましても現場確認をさせていただいて、安全であるかどうかという判断をしてまいります。 ◆渡辺ひであき 委員  それよりも、私が申し上げたのは、災害がその後あったりして、でも、ふだん、その後どう見ても、その人たちにとっては不具合が生じているように見えないのだけれども、何か事故が起きてしまったときに、それは施工業者の責任だけというふうにしていいのかどうか、それは相互なり、利用者は例えばそういうことがあったときに、ちゃんと施工業者に確認してもらうとか、そういうことまで担保されているのかどうかをお聞きしている。 ◎高齢者施策推進室長 施工業者の責任の及ぶ範囲ということになりますと、通常使用の範囲で安全が担保されているかどうかということになるかと思います。災害等が起こった場合については、また別途検討しなければならない課題になると思います。 ◆渡辺ひであき 委員  せっかくいいことをやろうと思っているわけですから、医療的ケア児の議論が災害・オウム対策調査特別委員会の中でもされていて、個別計画うんぬんということでございます。  さっき、建築室長から、実績を上げていきたい、それが大事なのだということが答弁の中でありましたけれども、そういう意味でなるべく使いやすい方にしたいというふうに考えられて、いい方向に持っていこうということでの改善をしていこうとされているのでしょうから、どうせなら微に入り細に入り、さっき杉本委員からの指摘も含めて、是非常に変更できるように今後考えていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎高齢者施策推進室長 今後につきましても、様々な角度から見直すべき点は検討をさせていただいて、改善してまいりたいと考えております。 ◆石毛かずあき 委員  私も、先ほどから昇降機に関して、杉本委員、そして渡辺委員と全く同じような見解です。  できれば、先ほど建築室長おっしゃっていましたが、こうこうこういった理由でできません、設置できませんということを丁寧に説明するとありました。それは当然大事なことなのです。ただ、もう一つ言いたいのは、だったら、こうだったら設置できるのですが、こういうことであれば、もう少しこうだったら設置できますよ、見方をそっちの方に変えていただいて、できれば寄り添うような形で対応していただきたいと思うのですが、いかがですか。 ◎建築室長 当然ながら区民から相談をいただいたときには、そのような寄り添ったような形で、できるだけ設置できるものについては設置できるようにということでお力添えしたいなという気持ちで、いつも対応しているところでございます。 ◆石毛かずあき 委員  こういった本当に手の届かない、届きにくいところに皆様方の一つの対応で本当に悲しむ方も出てきますし、また逆に希望を見いだせる方もいらっしゃいますから、しっかりとその点よろしくお願いしたいなというふうに思います。  私の方からは、まず、たんぱく質増し生活、「ぱく増し」の件、この件について確認なのですけれども、現在、現状として1日3食食べている割合が19%とあります。ほかの学術誌の中には、例えば足立区では19%、でもその中では、3食取っている方という中に、たんぱく質を均等に取っているんじゃなくて不均等に取っている方が大変多いということもあるようなのです。  なぜ、それが学術誌で出てきたかというと、たんぱく質というのは朝だけ取るとか夜だけ取るというのでは、なかなか摂取率が違うみたいなのです。やっぱり朝と昼と夜、同じ均等でたんぱく質を取らないと、なかなか摂取率が上がらないということなのですが、その辺の見識をお伺いしたいのですが。 ◎地域包括ケア推進課長 今、石毛委員の方からたんぱく質、朝昼晩しっかり取らないといけないというところでお話ございましたけれども、確かに筋肉量を維持していくためには、筋肉がつくられるのが波がやはりございますので、3回しっかり取っていただくというのがいいということで考えているものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  是非そういった見識の中で御提案していただければと思いますし、また、例えば65歳以上の方が1日で、どの程度のたんぱく質を摂取することが望ましいかということでは、どのように考えていますか。 ◎地域包括ケア推進課長 1食当たり20gのたんぱく質を取る、つまり3食ですと60g取るというのが一つの目安だと考えているものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  その60gなのですけれど、例えば目安として豆腐100gのたんぱく質は5gというのです。とり肉100gでも25gというのです。これ1日に60g以上接種することが望ましいと言われると、かなりな量になってくると思うのですが、それをどのような形で高齢者の方々に摂取していただこうというふうに、今、考えていますか。 ◎地域包括ケア推進課長 確かにおっしゃられたように、かなり一定の量を取らなければ、たんぱく質1食20gを取るというのはなかなか大変なところはございます。なかなか高齢者の方はやはり粗食になって量が食べられないという方もたくさん出ていらっしゃいますので、例えば100g当たりで先ほどおっしゃられたように、多い食品ですと、例えば豚ヒレだと39gほどというところで、かなり多く取れるというものがございます。  ですので、様々な、その方々ごとに応じた、どういう工夫ができるのかという簡単に作れるようなレシピなども紹介しながら、しっかり取れるように支援をしてまいりたいと考えているものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  それと併せて、運動も大事だというふうに言っています。現状、こうしたその分の食物を取らなければならない、また運動もしなければならないといったときに、こうした予防しましょうという周知徹底で、そういったことがなかなかできるかどうかというところがクエスチョンあるのですけれども、どのように考えていますか。 ◎地域包括ケア推進課長 この度、たんぱく質を取る食生活が大事であるとともに運動も大事になってまいります。そのようなフレイル予防に対して、どのような取組をしていったらいいかというところにつきましては、例えば地域包括支援センターの職員が個別の実態把握、訪問で調査した際であったり様々な場面を捉えて周知啓発に努めてまいりたいと考えているものでございます。 ◆石毛かずあき 委員  その部分が非常に大事なのだそうです。やはり全体的にやってみようというのではなかなかうまく進まなくて、やはりそれぞれの生活もございますので、より洗練されたそういった個別の食事の指導というのが必要とされているようですので、是非進めていただきたいなというふうに思います。  次に、衛生部の方なのですけれども、乳児のおたふくかぜの件についてなのですが、2番のこの表を見ますと、理解するのが難しいのですけれども、足立区内の場合だったら、この任意接種の費用は5,000円から8,000円程度なのです。でも、各区の状況が足立区と大体同じなのかどうなのか、お聞かせいただけますか。 ◎保健予防課長 実は足立区内でもいろいろな金額がございまして、これは定期接種ではなくて任意接種になってございますので、金額的な統一の基準がございませんので、他区についても同じことでございます。 ◆石毛かずあき 委員  そうしましたら、あとは人口規模等々あると思いますので、簡単に、あの区がこうだから足立区もこうだというわけにはいかないとは思いますので、その辺の情報も含めて、今後も、私たちも知りたいので教えていただけたらと思います。  最後です。新型コロナウイルス感染症発生状況についてなのですけれども、問題点のところに、引き続き相談、検査等の体制を確保するとともに、重症化リスクの高い患者が医療機関を受診し治療できる体制を構築するというふうになっています。  現在、テレビでも報道されていますが、塩野義製薬の開発した飲み薬ゾコーバがあります。あれが、要するに12月、今月初めにも医療現場で使えるように供給を始めるというふうに言っているのですけれども、区の体制と状況というのは、また今後の予定も含めて、何かありましたら教えてください。 ◎衛生部長 塩野義製薬のゾコーバですけれども、こちらは、その前に出ましたパキロビットを扱っていた医療機関、あるいは処方薬局にまずは配付されるというふうになりました。医療機関は61か所、処方薬局は31か所となっておりまして、そちらの方がまず優先して流通されると。  また、医師会で、これは10日ほど前の医師会で早速使われているのでしょうかというところを確認したところ、そこでは、まだ具体的には使っていないということでした。  ですので、今後この薬が全体に配布されて使えるようになるように、改めて、こちらは薬剤師会と医師会の方に働きかけてまいります。 ◆石毛かずあき 委員  今後の課題としては、もう御存じのとおり、もうこの薬というのは発症から3日以内に服用することが効果が大きくなるというふうにされていますので、より早く診断された場合に、より早く薬を届ける体制というのは、当然国もやらなければならないですし、でも当然足立区でも早急に構築しなければならないと思うのですが、その点いかがですか。 ◎衛生部長 石毛委員おっしゃるとおりですので、こちらについては改めて医師会、薬剤師会の方に働きかけてまいります。 ◆石毛かずあき 委員  最後です。そういった現在の状況だったり、今後の予定とか、やはり区民の皆様も心配されていることだと思いますので、周知の方をできればお願いしたいなというふうに思いますので、要望としてお伝えいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆きたがわ秀和 委員  私の方からも何点かお伺いいたします。  まず、東京女子医大足立医療センターの駐車場料金の見直しについてですけれども、料金システムの改善については、私どももこの間求めてまいりましたし、一定図られたというところでは、これはこれで、そういう前進という点では歓迎はするのですが、その前に確認の意味で質問をするのですけれども、この料金システムは患者だけでなくて例えば入院患者の御見舞いに来られた方とか、そういう患者以外の方々も含めて、この料金で適用するという、そういう理解でよろしかったでしょうか。 ◎衛生管理課長 きたがわ委員おっしゃるとおりです。
    ◆きたがわ秀和 委員  この1時間400円、改定されて今度からは30分ごとに200円という、そういう形になるということなのですが、大体1時間400円というこの料金設定そのものは、足立医療センターの周辺の、例えば民間のコインパーキングとか、そういったところとの相場と比べて、大体この相場で設定をされているという理解でよろしいですか。 ◎衛生管理課長 女子医大に検討をお願いするに当たりましては、区の方からも周辺の民営駐車場の料金形態については参考として情報提供しております。見ますと、30分200円というのは、そういった場所もあるというのは事実でございます。 ◆きたがわ秀和 委員  一応、民間相場を参照してと言うことになったのだというふうには捉えてはいるのですが、ほかの病院のこういう病院が設けている専用の駐車場、その料金体系がどうなっているのかというのを調べてみたのですけれども、例えば、足立区からも大勢受診に通っていらっしゃる都立駒込病院、ここは例えば患者とその付添いの方は3時間までは100円、3時間超えたらあとは1時間ごとに100円増えていくと、面会や見舞い客の方は1時間まで100円、1時間超えると今度は1時間ごとに200円ごとに増えていくというようなことになっています。  そういったところで、患者や付添いの方というところについては一般よりもちょっと低い、そういう設定になっていると。更に、身体障害者手帳や愛の手帳などを持っていらっしゃる障がい者の患者、付添いの方、あるいは生活保護受給中の患者なんかについては料金免除という、そういうシステムがあると。  区内の病院で言いますと、例えば苑田第一病院、ここは患者であれば5時間以内300円、面会者の方は20分100円と、これは大体相場なのかなというふうに思うのですけれども、あるいは水野記念病院、ここは60分まで200円で、以後30分ごとに100円増というふうになっているのですけれども、入院される方、入退院当日は無料というような、こういうシステムを取っているところもあると、何らかのそういう受診患者の駐車場利用に際しては、そういう何らかの割引システムを導入している、そういう病院は決して少ないわけではないというふうに思っています。  是非こうした事例も考慮に入れて、更なる改善を働きかけてほしいというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 足立医療センターの方とお話をしますと、東医療センターのときは確かに患者様とか割引券をお渡ししていたと。そこの部分の煩雑さをなくすために、料金形態を取ったというのが、まず初めにお話を伺っておりました。  その中で、今回、取ったというのは、東医療センターのときは1時間600円で割引券を渡して利用されている方は安くということだったのですけれども、その煩雑さをなくすためにということで、足立医療センターは1時間400円にしたというのが当初のお話でした。  今回、患者割引等のお話もこちらからもさせていただいたところではあるのですが、その煩雑さの部分で今回は、その部分については見送られており、料金形態を30分200円というふうにしたと。周りの民間の駐車場よりも安くなってしまうと、本来、病院に来ている患者様が止められなくなってしまうということも考えて、今回の料金形態にしたというふうに聞いております。  今後もいろいろと新しい料金形態につきましても御意見があるかと思いますので、そういったものに関しましては伝えていくようにしてまいりたいと思います。 ◆きたがわ秀和 委員  料金設定そのものを400円にしたということを別に批判しているつもりはないのです。確かにおっしゃるとおり、あまり周辺の相場よりも安い料金設定だと、そこの方が安いからコインパーキング代わりに使おうというような、そういう方もいらっしゃるだろうと、そういう懸念は理解はできます。  ただ、今、煩雑さを解消するためにという、そういうことをおっしゃっているということだったのですけれども、どこが煩雑なのかなというのはやや疑問に感じるところはあるのですけれども、やはり受診患者に、これは患者のサービスという点もあるでしょうし、より多くの方にそういう経済的な負担を掛けないようにということで、場所的には車で通院されるという方も少なくないと思いますし、そういった点も考慮していただきたいということで、是非引き続き改善を求めていただきたいのですけれども、せめて例えばすぐに、そこまで至らなくても、例えば障害者手帳を持っていらっしゃる方については料金を免除しましょうというような、そういうシステムがあってもいいかなというふうに思うのですけれども、この点も働きかけてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 足立医療センターの方には伝えてまいります。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、引き続きの働きかけをよろしくお願いいたします。  続きまして、乳幼児おたふくかぜ予防接種費用の助成検討についてお伺いしたいのですけれども、報告資料の方に公益財団法人予防接種リサーチセンターは1歳以上1回、日本小児学会は1歳と就学前1年間2回接種を推奨というふうにあります。これは接種回数について、専門家の間で見解が分かれているという、そういう理解でよろしいのでしょうか。 ◎保健予防課長 米印でも書きましたけれども、1回でも有効性は80%以上ございます。ワクチン接種、痛みを伴ったりいろいろしますので、専門家の間でもやっぱり意見は分かれているところでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  そうすると、1回接種で有効性が約80%、2回接種の有効性は90%という、このあたりはもうエビデンスで確立はされているという、そういうふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ◎保健予防課長 きたがわ委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  それで、既に助成を行っている、17区あるということなのですが、表で見ますと、1回だけの助成というのが12区で、2回助成を行っているのが5区というふうになっています。1回助成の区が全体の3分の2以上なのかなという感じなのですが、それぞれいろいろな判断で1回助成、2回助成というふうにしているところがあると思うのですけれども、このあたり、どういう判断基準で行っているのかというのは、分かる範囲でいいですけれども教えていただきたいのですが。 ◎保健予防課長 実施している区に個別にお伺いしたわけではないですけれども、1回でも十分な効果があるので1回のところが多いんじゃないかなというふうに考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  そうすると、今後、足立区で検討していくときに、1回助成というふうにしていくのか、2回助成としていくのかというところ、このあたりの判断が必要になってくると思うのですけれども、現状どういった方向で考えていらっしゃるのかというのをお伺いしたいのですが。 ◎保健予防課長 今現在、検討段階ですので決めているわけではないですけれども、年度末までに決めまして来年度の予算に乗せたいというふうに考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  是非、最も効果の高い方向で検討はしていただきたいというふうには思いますけれども、引き続き、またそのあたり報告をお願いしたいというふうに思っております。  あと、先ほど杉本委員から、高齢者と重度身体障がい者の方の階段昇降機設置助成に関して、いろいろと問題点を指摘する御質問がありました。私も聞いてきて、こういう問題があったのかというのを私もその質問で認識したところなのですけれども、念のためお聞きしたいのですけれども、現状の申請の手続きのところで、先ほど重度身体障がい者の方の件数の御報告があったと思いますけれども、例えば今回その手続き見直した、その状況で、これまでやった方というのは例えば基準に合致するのか、要するに助成の対象になり得るのかというところを確認して聞きたいのですけれども。 ◎障がい援護担当課長 過去の6件につきましては、建築基準法の基準に照らしますと全て不適合という形になっております。 ◆きたがわ秀和 委員  そうすると、今回説明のところでは、見直して利用しやすいというふうな、そういう形にしていくというふうに書いてあったのですけれども、逆にそうすると、そういう法適合というところを重視するということになると、既存で、もう既にその助成を受けた方でもそういう不適格ということで、そういう事例としては、そういうことがこれから増えていくという、そういう理解でよろしいですか。 ◎障がい援護担当課長 きたがわ委員おっしゃるとおり、今後、この基準に照らして申請を受け付けるような形になった場合には、やはり件数の方は減っていくというか、かなり今までよりは少なくなると考えておりまます。 ◆きたがわ秀和 委員  これについては、私の方からこれ以上質問はしませんけれども、ただ、そういう、実際にはそうやって建築基準法に合致したところを対象にしていくということになるということは、そうやって利用しやすいというよりかは、むしろ利用できる方が本当に絞られていくというところが、そこが本当に重大だなというふうに思っています。  これからそういうものを検討されるという方にとってはハードルが高くなるというところでは、これは本当にこういう制度になっているということをきちんと当事者の方もそうですし、こういう工事施工する業者の方に対しても、そのあたりの丁寧な本当に説明が必要になってくるかと思いますけれども、そのあたりどういうふうな周知とか考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎障がい援護担当課長 重度身体障がい者の方については、今までも基本的は事前に御相談を受けてやっているパターンが多かったので、その際に丁寧に説明していくとともに、事業者等からもそういう連絡があった際、またこちらからも機会を捉えて、重度身体障がい者向けの昇降機の助成制度についての変更を伝えていきたいと考えております。 ◆きたがわ秀和 委員  是非そういった周知の方もきちんと図っていただきたいというふうに思います。  あと、もう1点、65歳からの「ぱく増し」事業の実施についてということでお伺いしたいのですけれども、(3)の事業実施内容のところで、(ア)のところに、スーパー等との連携により高齢者がたんぱく質を含んだ商品を選びやすくするために、シール貼付やのぼり旗の設置等の取組の実施とあります。このシール貼付というのは、個々のそういうたんぱく質が含まれている商品に対してそういうシールを貼っていくという、そういう理解でよろしいですか。 ◎地域包括ケア推進課長 個々の、例えばお弁当に1食当たり20g以上含まれているものに対して、今、こちらの資料にもございますとおりロゴマークをつくってございますので、そのロゴマークのシールを貼らせていただくことによって、その商品を取っていただいたり、食事を取っていただくというところを推奨していくというか、そういうような形で今考えているところでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  今、お弁当というふうにおっしゃいましたけれども、シールを貼るのはお弁当だけですか。 ◎地域包括ケア推進課長 現在、考えているところでは、まず、気軽にしっかり取っていただけるようなものというところでお弁当、例えば、それ一つを取れば1食20g取れるというものになりますので、そういうものをまずはやっていければというところで考えているところでございます。 ◆きたがわ秀和 委員  ちょっと懸念するのが、たんぱく質を必要な分だけ取らなきゃいけないというのは分かるのです、そこは理解できますし、そういったことをもっともっと働きかけを行っていくということは重要だと思うのですけれども、例えばそういう栄養補助食品的なものも、要するにプロテイン飲料とか、そういったものが結構あって、取ればいいということで言えば手っ取り早くそういう栄養補助食品を取ってしまえば取れてしまうというところは多分あると思うのですけれども、やはりそういうことではなくて、きちんとした本来的には料理を家で自炊なりして、ちゃんと野菜とか、お豆腐とか、肉とか、そういったもので取っていくというのが本来望ましいことだと思いますので、この中では肉や魚をおいしく食べる料理講座の開催ということも掲げられていますけれども、そういう高齢者の方にとってのそういう栄養指導的なそういう仕組みというものも本当に必要かと、先ほど石毛委員からも同じような提案がありましたけれども、是非そういったことも重視して窓口を設けるとか、そういう相談会的なものを設けるとかということもやっていただきたいなと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課長 広く普及啓発を図っていくというところでは様々な、今でも実施しているのが住区センターに出向いて栄養講座等も実施しているところでございます。そういうところも、こちらの「ぱく増し」の事業に合わせてやっていきたいというところと、あと、たんぱく質だけではなく、やはりバランスのよい食事というのが非常に大事になってまいりますので、たんぱく質をまずお勧めするとともに、様々な食材を取っていただくようなところもしっかり重点的に支援していけるような取組にしてまいりたいと考えてございます。 ◆きたがわ秀和 委員  以上です。 ◆銀川ゆい子 委員  包括的就労支援事業についてお伺いさせていただきます。  まず、足立ブランド認定企業の15社を含む321社、求人枠数が1,113人とあるのですけれども、この数字は全ての一般の方々、生活困窮とか生活保護の方以外も含めた数なのか、それとも就労支援に通っている人たちのために設けられている求人枠数なのか教えていただければと思います。 ◎中部第一福祉課長 この数字は、この事業を利用する方のために企業開拓をして出てきた数字ですので、一般の方とかが申し込めるものではありません。 ◆銀川ゆい子 委員  1,113人ということで、かなり足立区が頑張って開拓してくださったのだなということがよく分かりました。  その上でお伺いしたいのですけれども、ということは、この企業は、もともと生活保護を受けられていたとか生活困窮である方々に対しての理解というのはある企業という認識でよろしいのでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 各事業所ごとに生活保護受給者等の雇った経験がどのくらいあるかというのは、それぞれ違うかと思うのですが、この事業に協力していただけるという時点で御理解は十分いただけていると認識しております。 ◆銀川ゆい子 委員  この就労支援というのが、グループ・個別プログラムというのをやっていらっしゃっていて、グループプログラムもこのジョブトレーニングというのも生活困窮者の方々よりも生活保護を受けている方の方が実際に受けている人数としては多いのですけれども、それはなぜでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 これ単純に対象者が、予定では生活困窮者が250名、生活保護受給者が1,600名を想定しておりまして、1対6の割合になっていますので、数字だけで見ますと、このような差がどうしても出てしまうということです。 ◆銀川ゆい子 委員  10ページのところで、就労・定着実績の部分で生活保護の方は533人支援を受けられていて、そのうち153人で28%、生活困窮の方は105人中48人の48%ということなのですけれども、その次の就職後3か月以上の定着率というのは、どちらも約80%と成果が出ているなというふうに感じるのですけれども、ここの就職まで行かれない方々は、なかなか支援が結果につながらないと思うのですけれども、それはなぜかということと、それに対する対策はあるのでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 まず生活保護受給者に対する就労支援事業なのですけれども、そもそも国の通知等でも明記されていますが、就職というのは経済的な自立だけではなくて日常生活上の自立、社会生活上の自立も含めた支援となっていますので、そもそもなかなか就職につながらない方の数が生活保護受給者に多いので、どうしてパーセンテージとしては少なくなるかなというのが一つであります。  それから今後に向けてなのですけれども、もちろん就労率を上げるというのは大事なのですが、なかなか就労の準備性がかなり低い人の、少しずつ自立しているということも数値化できるようにはしていかなければいけないかなというふうには思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  主な課題のところで、相談しやすい環境をつくる、対応済みということなのですけれども、その環境はどのように整えられたのか教えてください。 ◎中部第一福祉課長 4番のところのエのところにも付けてあるのですけれども、今年度から福祉事務所に出張相談の場を設けるようにしております。それからケースワーカーにつきましても、この事業につなげるときの判断基準というのが少しばらつきがありましたので、判断基準のチャートを付けるなどして相談に、事業につなげる前の段階から、より寄り添うような形にしております。 ◆銀川ゆい子 委員  福祉事務所で出張所をつくったということであって対応済みというふうに書かれているのですけれども、まだまだ相談しやすい環境づくりというのはもっと進めていっていただきたいと思います。  というのも、働こうと、働きたいと思っている方々は、人とのつながりがその人の働きたいということを支えると思うので、その人たちが気軽に相談できたりする場所をもっと増やしていただきたいなと思うのですけれども、これ、対応済みとなっているのですけれども、更にそのあたり努力をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 福祉事務所の職員だけではできないこの事業の一つの特徴として、拠点施設でいろいろなプログラムをしております。その中で、少し一般の方からすると緩いかなと思われるような、書写の時間があったりとか、居場所プログラムなどというのもつくっているのは、そういった関係づくりの場も事業所として大切にして行っておりますので、その辺は事業所と連携して、我々もその辺は支援もしていきたいというふうに考えています。 ◆銀川ゆい子 委員  すみません、そもそものところなのですけれども、生活保護の方と生活困窮者の方が通われているということで、なかなかこういう区の事業、とてもすばらしい事業だと思うのですけれども、ここにこういう方々が一歩踏み出すというのは結構勇気がいることだと思うのです。なので、その方々がどうやってここにつながることができたか、そのあたりを、ここに通っている方々は生活保護の方でも一部というか全員ではないだろうし、生活困窮者の方ももちろん全員ではないと思うので、どういう方々がここにつながることができたのか、そこを教えていただけますでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 まず、生活困窮者の場合については、やはり経済的な自立を目指しているところなので、就労支援のプログラムということはスムーズに御理解いただけるかなと思っています。  生活保護受給者の方の中には、やはり働いてない期間が長くなったりとか、障がいや病気で自信がないという方とかもいらっしゃいます。ですので、その辺は寄り添いながら事情を勘案しながら、週1回でもというようなこととか、まずは相談に行きませんかというような形で、その方たちの状況に合わせて声掛け支援をするように努力しています。 ◆銀川ゆい子 委員  今、ここに通われている方々というのは、やっぱり一歩踏み出して、これから自分で頑張っていきたいと思われている方だと思うのですけれども、実際まだまだ、中には例えばひきこもりの方とかもいらっしゃって、働きたいと思っているけれども、もう諦めてしまっているだとか、そもそも区でこういう事業をやっていることを知らないだとか、例えて言えばその環境に慣れてしまっている、例えばそれこそ親がもう定年退職はしてしまっているけれども、親が年金の中からでも自分に月幾らか出してくれるから生活ができていると、もう新たに仕事をするという気力がないというか諦めてしまっているというか、親のお金で生活できているから、もうこのままでいいやというふうに思っている人たちも中にはいると思うのです。でも、その方々の中にもそうやって諦めてはいるけれども、でも本心では働きたいと思っている方も多いと思います。  そういう方々に対しては、どのようにアプローチを掛けていくというか、そもそも区に出向かないことも多いと思うので、1人だとか、その家族で抱え込んでしまっているという方々にどのようにアプローチを掛けていくのか教えていただければと思います。 ◎中部第一福祉課長 福祉事務所で行っている包括的支援事業につきましては、生活困窮者、生活保護受給者ですので、その方たちに限ってというお話になりますけれども、例えば、ひきこもりがちとか諦めているとか、いろいろな事情がある方への対応が、やはり今までは担当のケースワーカーだけではできなかったところをこの事業所に委託して、先ほど申し上げた居場所というのをつくったりとか、また第三者的な対等な立場で支援する方をつなぐとか、そういったことで行っている事業ですので、正に、今、銀川委員がおっしゃられたような心配するような方のための事業であるというふうに思っていますので、この事業を更によいものにしていきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  最後になるのですけれども、先ほど中部第一福祉課長のお話の中にもあったように、就職につながらないという方々の中には、日常生活とか社会生活がしっかり自立できていない方も多いというお話がありました。確かに、実際、例えばひきこもりの方とかも、全員が全員とは言わないのですけれども、例えば親が高齢者の方々でも親が全部家事をしてくれる、料理も洗濯も掃除も全部やってくれて、自分は日常生活を自分でやっていく力さえもないというか、やる努力もしないというか、やろうともしない、そういう環境で子どもの頃から育ってしまった、そういう人たちも、今の時代まだまだいると思うのです。  なので、一概に就職するといっても、働く支援、働くための支援をするだけの単純な話ではなくて、家庭環境というか根深い部分にも就職できない根本的な部分というのが根づいているケースも多々あると思うので、区のお仕事としては大変だとは思うのですけれども、逆にどうやってやったらいいかという部分もあると思うのですけれども、例えば本当に自分の生活を自立していく、せめて自分のことは自分でやる、家で例えば全ての家事はできなくても何かお手伝いというか、やるだとか、そういう自立心を育んでいくというか意識を付けていってもらうような、そういうこともプログラムの中に組み込んでいければいいかなとは思うのですけれども、そのあたりの見解を教えていただけますでしょうか。 ◎中部第一福祉課長 先ほどと重複してしまうかもしれませんけれども、福祉事務所、生活保護受給者への対応の役割として自立の助長というのが一つありますので、日常生活上の自立に向けても支援をしている中で、また同じことになりますけれども、働くということが一つ人間にとっては非常に重要なことだというのは国からも、いろいろな研究会での報告等もありますので、我々もその辺をよく理解して、働くか働かないかだけではなくて、その中間のところ、先ほど銀川委員がおっしゃられたように家事、手伝いをできるようになったというところも評価するような仕組みをしていかなきゃいけないと思いますし、またこの事業所もその辺をよく理解していただいて居場所づくりからやっていただいておりますので、よりよいものにまたしていきたいというふうに思う次第です。 ○白石正輝 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  なしと認め、質疑を終結いたします。 ○白石正輝 委員長  その他、何かありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○白石正輝 委員長  本日の厚生委員会を終了いたします。       午前11時45分閉会...